というわけで給食です(34)
- 6 名前: 給食といえば 1999/07/28(水) 23:51
- ぶどうパン。
干しぶどうが嫌いな子がいて、
彼女はこれが出るといつも、ほじくりほじくりして、
ぶどうをアルミ皿のはしっこに積み上げていくのでした。
(くっ! てめえがチビだからって、干しブドウを毛嫌いすんなよな、)
(共食いじゃねえか、このバカ女。でっけえチチしやがって!)
彼女に不快感を覚えつつも、彼女に対して戸惑っていたのは、
僕が臆病だったからでしょうか。
彼女が牛乳を口にした瞬間、
向い合ったぼくの机の下が、ガンガン音を立て始めました。
友人達の罵倒が聞こえます。
「***!何やってんだよ~(笑)」
「おらおら~、しっかりやれよー、おらぁー(笑)」
もう、ぼくは彼女の顔を見る事ができませんでした。
(早く、早くいきたい!!)
次の瞬間、ぼくと彼女の机がひっくり返りました。
彼女は大きくあけた口のまわりを真っ白にして、
ぼくを指差して爆笑したのでした。二人は牛乳だらけになりました。
(はぁはぁ、)