初代2ch保管庫に戻る

田舎者ほど山の手に住みたがる(15)

7 名前: >4 1999/08/02(月) 06:09
東京に関しての話ですけれども、
もともとは、武蔵野台地の突端、本郷、牛込、麻布あたり、
江戸時代には主に武家屋敷があったところを山の手といいます。
それに対して、神田、日本橋などの平地で主に町人が住んでいた
ところが下町です。
明治にはいると、山の手には、新政府の重鎮や役人達が、
また、勤め人や学生達も住むようになりました。
市街地の拡大や関東大震災の影響などで、山の手の範囲も
拡大し、渋谷や世田谷、杉並なども山の手といわれるよう
になりました。
一方、下町も、浅草、本所、深川、あたりを含むように
なりました。
高度成長と共に山の手と呼ばれる地域は拡大し、東急田園都市
あたりを「第四山の手」などと呼んだこともありました。
まあ、しかし、今の東京の風景からは、山の手らしさ、あるいは、
下町らしさは消えゆく一方のような気がします。
初代2ch保管庫に戻る