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もしテポドン2号に核弾頭の搭載が確認されたら(132)

45 名前: くじら屋 1999/06/21(月) 17:29
アメリカは核兵器の半分以上はSSBN(戦略弾道ミサイル原潜)に
積んでいます。結局のところ、陸上のミサイルサイトは敵の
第一攻撃目標になってしまい、いくら地下に掘って隠しても
敵に先制攻撃を加えられると破壊されてしまい、有効な反撃
ができないのです。
そこでアメリカはオハイオ級、ロシアはタイフーン級やデルタⅣ級
といったSSBNを北極海などに多数展開させて、それをSSN(攻撃型原潜)
で護衛させています。
有事になれば浮上して弾道ミサイルを発射するだけです。
そのために米・露のSSBNは、急浮上して北極海の氷を割って出る事を
前提に設計されています。
インド洋あたりからでもロシア全土を狙えますので、防ぎようがありません。
SSBNよりは敵国付近に接近しないといけないのですが、SSNや
SSGN(巡航ミサイル原潜)からでもハープーンやトマホークを使えば、
同じ事です。(常に核装備してるかは不明だが)
深深度に潜った敵国のミサイル原潜を狩るのには、SSNでなければ
かなり難しいです。その為に、今も世界中の海でお互いのSSBNを
SSNで尾行し合っています。

新規に核を保有した新興国や、多数保有していても核運用のノウハウ
に乏しい国なんかに、こんなもの防ぎようがありません。
米・露でさえも相手の第一撃を防ぐのは100%不可能でしょう。
「先に撃った者勝ち」の兵器です。
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